仕事で会議は多く行われます。しかし私の体験上、本当にためになる会議はそんなにありませんでした。なぜでしょうか?
私は会議に出席するときはとても気を使います。私は常に業務を改善して効率よく仕事をしたいと思っています。なぜなら残業が嫌いだからです。従っていろんな問題点に関して常に考えて会議でみんなで検討したいと思っています。しかし問題点を提起するということは必ず誰かのやり方を批判することになってしまいます。例えばマネージャーの管理方法の問題や上層部の認識不足などです。私の体験では上が原因であることが多いのですが、改善案をあげても聞き入れられた試しがありません。耳の痛いことをいうやつは黙殺するというのが通常の反応ですね。
私は何回もそのような目にあったためだんだんと改善点を提案するのをやめてしまいました。言うにしても上のことを気にしながら言うようになってしまいました。しかしそのような会議は意味があるのでしょうか?
上もざっくばらんに言ってくれといいますが、言ったところで何かアクションが取られるわけでもなく状況は改善されません。
ずっと会社にいたいならこのような状況も甘受しなければいけないのでしょう。しかしこれでは企業の活力はなくなっていくのではないでしょうか?
マネージメントにおいて現場の人間にあいそをつかされるのは避けなければいけません。マネージャーも神様ではないのでできないこともあるでしょう。問題があるならまず問題を明確化してどのように対策をとればいいかみんなで考えてみればいいと思います。それを会議で話し合えば会議も有益なものとなるのではないでしょうか?
ある会議でマネージメント能力の欠如が非効率の原因ではないかというと、それを言ったら終わりですよと言われました。それは終わりではなく始まりなのではないでしょうか?マネージメント能力が欠如しているのであればどのようなマネージメント能力が必要なのか、能力を強化するにはどうすればいいか考えればいいと思います。それを個人攻撃だと捕らえてしまうところがマネージャーとして自信がない証拠なのかもしれません。
日本人は同じ考え方でないと敵だと認識する傾向にあります。従って論理的な議論ができにくいため会議も無駄なものになるのかもしれません。人を批判しているのではなく改善するために議論しているのだという認識を持って話しあう環境をマネージャーが作り出す努力をすべきだと思います。