本音でビジネス

 おはようございます。今日は朝から曇っていて雨がふりそうな天気です。いよいよ梅雨本番ですね。

 以前Blogでマニュアルサービスのだめな点を書きましたが、マクドナルドに行くといつもそれを感じます。スマイル0円といって同じように愛想良くしてくれますが、あまりに白々しく異様に映ります。創業者の藤田田氏のポリシーなのでしょうが、経営者になるとそういう異様さに気がつかなくなるのかもしれません。従業員も無理やり笑っているだけでストレスが多いのではないでしょうか?

 サービス業といえどもそこまで客にこびなくてもいいと思います。最低の礼儀をわきまえて個人が自分で考えて対応していればいいのではないでしょうか。従業員を一人の人間として扱って自らの判断でビジネスできる環境を作るのが経営者の仕事だと思います。

 私の業界でも営業さんは顧客のご機嫌を伺って仕事を取ってきます。中にはひどい客からいじめられている営業やエンジニアもたまに見ることがあります。私は本音でビジネスすることをポリシーとしていますので、理不尽な行動には相手が客であろうとも抗議します。それでも理解されない場合は仕事自体をお断りすることにしています。
 
 仕事を選んでどうするんだというお叱りを受けるかもしれませんが、これがかえって自分の強みになると思っています。なぜならご機嫌伺いで仕事をとらないのでそれ以外の差別化で仕事を取らなければいけなくなるからです。
 私は常にそれを意識していますので、新しい技術を習得したり差別化するためのビジネスモデルについて常に考えています。こちらにそういった強みがあれば心にもない愛想を振りまかなくても本音でビジネスできるようになりますからね。

 いい人になって人間関係だけで仕事を取るほうが楽なのかもしれませんが、ビジネスは顧客にメリットを提供して初めて成り立ちます。日本は今まで人間関係でビジネスをできていた部分が大きかったのでしょうが、これからはそんなに甘くはないでしょう。本当に顧客が満足する製品やサービスを提供する企業だけが生き残り、人や会社のコネで存在している会社は淘汰されていく時代なんだと思います。