会社の選び方

 
 これから会社に入る人はいろんな会社を比較して一番自分に合うところを探したほうがいいと思います。給与や待遇などで仕事は選ばないほうがいいでしょう。(最初は給料が安いのは当然ですから。)

私の経験から会社を選ぶいくつかのポイントをあげてみました。

1 自分のやりたい仕事ができる
 ソフトウェア開発やマーケティングなど大きな枠でやりたいことができるのかを確認すべきです。人事はうそつきですのでできれば上の人に確認をとったほうがいいでしょう。

2 規模やネームバリューで選ばない
 大企業はすでに完成されていて後は落ちていく可能性の高い企業です。そんな企業より今は小さくても何か光るものを持っている企業で働いたほうが将来性もあるし仕事も面白いとおもいます。ただしハードワークになるとは思いますが。

3 オフィスが整理整頓されている
 整理整頓できない人は仕事もできません。そんなに整然としていなくてもいいのですが、書類が散乱していてしょっちゅう探し物をしている職場はやめたほうがいいでしょう。

4 大企業の子会社の多くはいけてない
 大企業の子会社は本体でできない人たちが送り込まれるところが多いのが実情です。富士通SCEなど親会社に負けないくらい大きくなったところもありますが、そんな会社はごく一部です。ほとんどの会社は無気力と無責任が蔓延しているので避けたほうがいいでしょう。

5 財務諸表をチェックする
 できればその会社の貸借対照表と損益計算書を確認したほうがいいです。今は多くの会社でHP等で公開されています。読み方はそんなに難しくないので本屋さんにいって財務諸表に関する簡単な入門書で勉強してみてください。ポイントは借入金と自己資本の割合、直近3年の損益状態です。詳しいことは自分で勉強してみてくださいね。この本がわかりやすいと思います。

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 財務諸表を見ればその会社のお金の状態がわかります。給料不払いなどの目にあわないためにもチェックしておいたほうがいいでしょう。

6 経営者にビジョンを聞く
 金儲けしか考えない経営者の下で働く従業員は不幸です。経営者に会社の存在意義とミッションを聞いてみましょう。共感する部分があれば自分が面白いと思える仕事に出会える可能性が高くなります。

 これから社会に出てくる人たちはこのようなことを学校では教わりません。しかしこれを知っているかどうかで人生が全然違ってくると思います。私は1から3まではクリアでしたがそれ以外は行わなかったためひどい目にあったこともありました。

 こんなことを言うとがっかりかもしれませんが、大多数の会社はいけてません。それは人と同じで優秀な人がそんなにいないのと同じことです。しかし少数ながらすばらしい会社もあります。優秀な人たちに囲まれて仕事したいですよね。そして優秀な人はスキルだけではなく人間性も優れています。そんな人たちが集まる会社をぜひ見つけてください。