ドラゴン桜 (1) 三田 紀房 講談社 2003-10-23 売り上げランキング : 307 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「ドラゴン桜」という漫画が売れているそうです。
私は漫画はほとんど読みませんが、TVで紹介されているのをみて面白そうだなと思いました。
最初はつぶれかけの学校を弁護士が建て直すという話だったそうですが、その中で毎年東大に入学させるという話を出したところ読者から反響が多かったということです。
漫画の中で東大に合格するためのテクニックが色々書かれていますが、MBAなどで教えているテクニックが結構入っています。
例えば情報を整理する方法としてマインドマップという方法があります。関連する言葉をツリー上のマップに書いていく方法ですが、情報が整理されて記憶もしやすくなります。
こんな感じ。
私も東大合格は思ったほど難しくないと思います。根気とテクニックがあれば意外に誰でも入れる大学なのかもしれません。問題は高校生の時にその方法がわかるかどうかなのでしょうね。
しかしみんなそんなに東大に入りたいんでしょうか?東大=成功への道と考えるのは短絡的だと思います。
私は仕事柄東大卒の人と仕事をする機会が何回かありましたが、東大を出ているからといって仕事ができるとはかぎりませんでした。特に私が接した東大卒の方たちは仕事ができない部類の人たちでした。
確かに有名な企業に入ることができてそこそこのポジションまではいけますが、日々努力していない人はやはりだめです。東大出の人たちは基本的に勉強好きなので知識の差で優位にたてるシチュエーションでは有利だったのでしょう。
しかし現場では学歴は関係ありません。いくら肩書きがあっても仕事のできない人の命令を聞く人はいません。私の周りでは不思議なことに高学歴や資格を持っている人ほど仕事ができないことが多いです。
基本的に学校の勉強は仕事の役には立たないというのが私の考えです。なぜならこの変化の激しい時代に学校で学んだことなどすぐ陳腐化してしまいます。常に勉強して現場でもまれる状況でないと現場では役に立ちません。
今の時代、書籍やインターネット、一般向け講座など勉強しようと思えば学校など行かなくてもいくらでも勉強できます。学歴や資格で勉強した証明がほしいのでしょうが、仕事ができれば学歴なんかなくても仕事はいくらでも来ると思います。そんなラベルばかり気にするより本当の自分の能力を磨くべきではないでしょうか?