頑固な羊の動かし方 読みました

頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本
4794214375ケヴィン・レーマン ウィリアム・ペンタック

草思社 2005-08
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 先週このBlogで書いた「頑固な羊の動かし方」を読みました。予想していた内容とは少し違っていましたが、すばらしい内容でした。
 
 話はMBAを卒業間近の主人公が教授に人の管理方法を学ぶという設定になっています。しかし主人公は教授から羊の扱い方を教わることになり最初は落胆していましたが、その中に人を管理するための教訓が含まれていることに気づきます。
 まず羊飼いはそれぞれの羊の状態を常に把握しています。もし羊に問題が起こりそうになると迅速に対応します。また群れに危険が及ばないように気をつけ、危険な事態が発生した場合体を張って守ります。そして何より羊に愛をもって接するということです。
 羊飼いの知恵は企業で人を使う立場にある人には非常に役立つものです。しかし私が経験した会社ではこのようなマネージャーはいませんでした。自分のことしか考えていなくて下を使い捨ての道具として扱う人たちばかりでした。羊飼いのようなリーダーがいないのはリーダーという仕事が自己犠牲を強いる仕事だからだと思います。雇われで給料をもらうだけが目的のマネージャーがここまでコミットするはずもありません。

 しかしすばらしいチームを作るにはすばらしいリーダーが必要なんだと思います。自分は果たしてこんなリーダーになれるのかわかりませんが、精進あるのみですね。

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