今日も残暑が厳しい一日ですね。最近外回りの仕事が多いので少し日焼けをしてしまいました。
しかし移動時間が長い仕事は効率が悪いですね。特に東京の電車は都心部を中心に放射線状になっているため場所によってはかなり時間がかかってしまいます。
新規IT投資低い日本、旧式システム維持85% 米調査会社の内容は仕事をしていて実感します。
私がSIの提案業務をやっていても企業が積極的にITシステムを新しくしていこうとするところはあまり見かけません。提案時にコスト削減や利益向上というシナリオを訴えないとなかなかIT投資を行うことがありません。
しかしコストカットや利益向上は基本的には顧客企業が考えることであって、SI企業がそこまでやるというのは一部経営コンサルの分野に入る仕事になります。もちろん単純なランニングコストの削減などの提案はできますが、それ以上の対策は企業の経営に関わる場合が多く、時々自分は何の仕事をやっているのかとわからなくなることもあります。
おそらく日本の企業の経営者でITを使った経営効率アップを考えられる人が少ないため海外の企業とこれだけIT投資の差が出てきているのだと思います。
日本の多くの企業ではPC好きのオタッキーな人にITシステムを担当させている場合が多いのかもしれません。そういった担当者は特定の機器のスペックや新しい機能に注目しがちで企業全体としてどのようにITシステムを導入するかという視点が欠けていることが多く見受けられます。
本当はITシステムと経営の知識をバランスよく持っていて決定権のあるCIOがいて、企業のITシステムをトータルで考えている必要があると思います。そうでないと金額ばかり気にしてメリットが理解できないということになりがちです。
ITを導入することによって業務フローが変わってしまうため経営の視点なくしてはIT導入はできません。日本の経営者ももっとITを経営に生かすことを考えてほしいですね。