エンジニア魂

おはようございます。今日は少し曇っています。最近寒いのでストーブをつけるようになりました。

 最近ある業者にサーバー構築の仕事を依頼しました。エンドユーザーは以前障害で業務が止まったこともあり復旧方法の提案も依頼してきました。依頼した業者のサーバー構成が出てきたので中身を見ると障害に対する対策がありませんでした。そこでそのあたりの対策を考えるよう依頼すると信じられない答えが返ってきました。

「普通はこういう構成でやりますから。」
「うちは運用設計まではやりません。」

 普通ってなんでしょうか?ネットワークの構成は千差万別です。顧客のニーズによって代わるのは当たり前です。本に書いてある通りに構築すればいいのであればバイトでもできるでしょう。
 また運用設計をやらないというのもあきれてものが言えませんでした。システムを構築するということは後々ちゃんと使えるような運用設計をして手順書等作るのが当たり前です。車だって家電製品だってその辺の説明書はついてきます。
 お察しの通りすぐにその業者とお付き合いすることはやめさせていただきました。

 私のまわりにいるエンジニアの質が悪いだけかもしれませんが、こんなレベルだと二流と呼ばれても仕方がないと思いました。

 このときタイタニック号のことを思い出しました。氷山にぶつかって沈んだタイタニック号には乗客分の救命ボートがなかったため多くの人が死にました。もし最悪の状況を予測してちゃんと救命ボートが装備されていればあんなひどい事故にはならなかったでしょう。最悪の状況になったときでも被害を最小にすることを考えるのがエンジニアの仕事だと思います。

 マサチューセッツ工科大学ではエンジニアに一番必要な素養は慎重さだといっています。テクノロジーは役に立ちますが、人に害を与えることもできます。そのことをよく認識してエンジニアはシステムを作るべきだといっています。

 レベルの低い業者とのやりとりでむかついた一日でした。今日はプールで泳いで発散してこようかな。

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