The world is flat 続き

前回のBlogではThe world is flatの書評を書きましたが、これを読んでいると世界のルールが今変わりつつあるのではないかと考えるようになりました。

 日本で普通に会社に勤めている人はまさか海外の人たちが自分の仕事を奪うなんて考えている人は少ないと思います。私が働いている職場でもそのような危機感を持つ人はいなくて、ほとんどの人が組織でどのようにうまく立ち回るかしか考えていない人がほとんどです。

 しかし世界中にはそこら辺の日本人よりも勤勉で優秀で安くで働いてくれる人がたくさんいます。インド人は英語も話せて技術的レベルも高いエンジニアがたくさんいます。そのような人たちを相手にマーケットでいかに生き残るかを考えないと私たちの未来はないと思います。

 いままで国境を超えて仕事を行うことは困難でした。しかしいまやネットワークが整備されて普及したため世界が平坦になってしまいました。今までの国が発展するモデルでは農業から重工業、ハイテク産業といった経緯をたどることが普通でしたが、いまや一気にハイテクに特化した産業が勃興することが可能となりました。
 また国によって多様な産業が発展しています。北欧は携帯電話などの無線通信、インドはソフトウェア開発、韓国は半導体産業、日本は自動車と家電といった感じでしょうか。しかしこれらの産業は特定の企業によって構成されています。

 こう考えるともう国というものはあまり意味がないのではないかと思います。確かに公共インフラや教育など最低ラインの基準は必要でしょうが、今は個人対個人もしくは企業対企業の戦いになっていると思います。

 私たちもインドや中国、さらには東欧などこれから立ち上がってくる国の人たちを相手に生き残らなければいけないと自覚すべきなんでしょうね。


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