不動産社会 日本

 最近なぜか不動産屋さんと関わることが多くて不動産についてかなり詳しくなってしまいました。
不動産は持っているだけで税金がかかります。
東京の地価が高いところだったらかなりの固定資産税がかかってくるでしょうね。
また相続するときには莫大な税金がかかります。
今の時代、資産の有効活用をしないとお金がかかるようになっているようです。

 これだけマンションが建築されているのも企業が持っている資産の有効活用が進んだおかげなのでしょう。
日本企業はキャッシュフローを重視する経営にシフトしているので無駄な資産はどんどん売りに出しているようです。

 しかしマンションなどの不動産経営はある程度収入が見込めて担保物件もあるので銀行としては融資先としてはおいしいのでしょうね。
銀行というところはリスクをとらないので融資先がレガシー産業中心になってしまいます。
お隣の韓国では銀行がどんどん元気のいい中小企業に積極的に融資しているようです。
しかし現場は大変なようですけどね。
リスキーな融資も担当者の責任で貸しているらしいので現場も必死でしょうね。
担保のない中小企業に日本の銀行がどれだけ貸せるか、韓国と比べてみたいですね。

 不動産に簡単に融資される現状を見て日本はバブルのころと変わってないなと思います。
お金儲けという点では不動産経営は堅いビジネスなのでしょう。
それは持ち家指向が強い日本人のカルチャーのせいかもしれません。

 しかし有望なビジネスを発掘して育てるという文化が今の日本には欠けているような気がします。
それは銀行や官庁などの巨大組織では無理なのでしょう。
シリコンバレーのように成功した人がスポンサーとなって見込みのある人を育てるという文化のあるところにイノベーションが起こるような気がします。
 新しいことをやる人は異端な人ですからね。
もっと色んな個人が認められるような環境に日本もならないものなのでしょうか。