村上氏逮捕のニュースを見て思ったこと

 最近のニュースは村上ファンド一色ですよね。
会見を見ていて思ったのは彼は心から謝罪しているようには見えませんでした。
おそらく自分に絶対の自信があるのでしょう。
それが今回の事件になってしまった原因かもしれません。

 日本の資本主義経済は確かに未熟だと思います。
彼はその中で株主の地位向上に貢献した功績があります。
本来の株式会社の意味を多くの経営者に考えさせたことは日本にとってとてもプラスだったと思います。
しかし大きなファンドを扱っているトップとしては情報管理がずさんだったのでしょうね。
アメリカでもインサイダー取引には厳しいらしく、村上氏のような投資家が多く有罪になっています。
公正さを重視するアメリカではインサイダー取引は厳重に罰せらるようですね。
しかしこれは微妙で言った言わないというのをどうやって証明するのかとか法律的には色々問題ありそうな気がします。

 結局日本は民間や国を含めてまだ未熟な資本主義の世界で活動しているというのが現状なのでしょうね。
しかしこれは資本主義が成熟する過程であるとも思います。
もっと成熟してくれば意味のある投資が増えてくると思うんですけどね。
まー欲がからむことだからどうなるかわからないですが。

 しかし相変わらずマスコミはたたきますね。
ジャーナリズムって本当は権力に対する反対勢力だと思うのですが、検察が逮捕した人をたたくのだったらあなたたちは国の犬ですかと聞きたいですね。
やり方は強引だけど新しいことをする人たちをつぶしにかかる日本という国は大丈夫かっていう意見もあっていいと思うんですが、そういうことが機能していないこと自体不安になりますね。

いよいよテレビを捨ててやろうかと思ってしまいました。