独創性とは

 私がIT業界に入ったきっかけはAppleMacintoshを見てからでした。
もともとコンピューターには興味があってコンピューターで物理のシミュレーションとかやると面白そうだと思ったのがもともとの動機だったんですが、当時一番売れていたPC98を見てもなんかぐっとこなかったんですよね。
そんなときの当時発売されたばかりのMacintosh Plusを見てデザインもかっこいいしソフトウェアも使ってて楽しくてこんなものを作る仕事がしたいと思うようになりました。

 しかし実際の仕事では独創的な仕事なんてそうそうやらせてもらえるものではありません。
やらせてもらえたとしてもどういうソフトウェアを作ればいいかという発想さえでてきませんでした。
そうこうしているうちに独創的とはどういうことなんだろうということに興味が出てきて発想法や独創的な仕事をした人の本を読んだりしました。

 そしてわたしなりに独創的であるとはこういうことではないかと思うようになりました。
それは

1 アイデアは複数のアイデアの組み合わせでしかない。
  全く独創的なアイデアなどは存在しない。
2 問題に直面することによってアイデアが生まれる。

です。
 つまりいくらうんうんうなっていてもアイデアは出てこなくて、いろんなことを勉強したり経験した情報の中からアイデアが生まれるということです。
そして問題や困ったことを解決しようとすることによってアイデアが生まれるのではないかと感じました。

 例えば世界初のCPUも色んな機能を持つICをひとつにする必要性があったため生まれましたし、インターネットは戦争で攻撃されても通信ができるネットワークが必要とされたから開発されました。

 したがって色んな勉強をしていろんな経験をして、人が困っていることはないかを探すことがアイデアを生み出す方法だと思います。
困ったこと情報なんかを投稿するBBSなんかあると発想するのにいいかもしれませんね。