費用負担はどうするのか?

ブロードバンド大国に死角は通信ビジネスを資本主義社会で行う上での問題を露呈していると思います。


私は以前CATVプロバイダーで運用の仕事をしたことがあります。
当時10Mbpsでのインターネット接続サービスのさきがけだったこともありユーザー数が増えていきました。
それに伴ってヘッドエンドのケーブルルーターの増設やバックボーン回線の増速工事を頻繁に行っていてそのたびに巨額の設備投資が必要になりました。
当時はまだ映像配信サービスが一般的ではなかったのですが、それでも映像ファイルをやりとりするヘビーユーザーが多くてバックボーン回線の帯域の上限まで使い切る状況がひんぱんに発生していました。


しかしユーザーから徴収できる料金は月5000円程度でした。
当時バックボーンの通信回線量も高かったですし、ケーブルルーターも一台1000万くらいしていました。
こんなので儲かるのかなと思いながら仕事してましたね。

今は機器や回線が安くなったとはいえそれを上回るデータ量が流れているのでこのような問題が出てくるのでしょうね。
Gyaoやそのほかの映像配信サービス会社もインフラの費用負担を考えるべきだと思います。
そうしないと2次プロバイダーと呼ばれる会社はこの業界から撤退してしまうかもしれません。

この記事を読んでいてプロバイダーで深夜作業していたころのことを思い出してしまいました。