CNET JapanのIDEOが教える「イノベーションを生む秘けつ」はとても興味深いインタビューです。
IDEOはAppleのマウスやPalmなどのデザインを担当した独創的な会社です。
松下などの大手電機メーカーもIDEOにデザインの依頼をしています。
デザインは創造力なくしてはできない仕事なのでIDEOでは社員全員が創造性を持てるようなマネージメントを行っています。
最近では組織をクリエイティブにしてほしいという依頼が増えているそうです。
インタビューの中のこの言葉が印象的でした。
しかし、最初からきちんとしたメソッドを用いなくても、「こんな案はどうだろう」
「あのやり方はどうだろう」と自由に話し合う環境を作るところから
始めてもいいのです。
ちゃんとしたメソッドにそってやるのが効率がいいのでしょうが、まずは試行錯誤ではじめてみることが必要ですね。
いままで私はいろいろアイデアを考えても話し合う環境というのがありませんでした。
いろんな人に自分のアイデアを話しても反応がいまいちだったことが多かったですね。
ただ逆に数は少ないのですが、こんなアイデアはどうだろうと見せられた時、正直興味がもてなかったので私の反応もよくなかったなと反省することもあります。
そのときもうちょっと考えてこういうのはどうだろうという感じでアイデアを発展させることができればよかったと思います。
日本人は教育で議論する訓練を受けていないのでこういうのは不慣れなのかもしれません。
しかし今からでも訓練していけばそのような環境は作り出せると思います。
そのとき重要なのは自分の頭で考えるということではないでしょうか。
いろんな情報を見聞きしているとどうしてもその情報に思考が邪魔されてしまうことがあります。
一般的にはこういわれているけど本当にそうなのかと疑って考えるくせをつけることがイノベーションの第一歩なのかもしれません。
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 トム・ケリー Tom Kelley ジョナサン・リットマン 早川書房 2002-07-25 売り上げランキング : 835 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材 トム ケリー ジョナサン リットマン Tom Kelley 早川書房 2006-06 売り上げランキング : 3476 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |