近未来高校生物語

(近未来ITエンジニア物語に続き、またしてもフィクション話を書いてしまいました。これも実在の人物ではないのでくれぐれも信用しないでください。)


 僕は今15歳です。
この年だと普通高校生なのでしょうが、学校には通っていません。
かといって引きこもりではないし、ドロップアウトしたわけでもありません。
僕は自主的に高校に行かなくなりました。
なぜならば学校に行く意味が僕にはなくなったからです。
 まわりの人にこの高校はいいところだからといわれてがんばって勉強しました。
そして自分の学区で一番の高校に合格しました。
しかし入ってみてがっかりしました。
授業でわからないので先生に質問したら「お前は勉強不足だ」と言われました。
わからないから質問しているのに答えないなんてこの人は教える気がないのかなと思いました。
 また先生は服装や持ち物が高校生らしくないといって文句をいってきます。
しかし先生たちの高校生らしいという基準が僕にはわかりません。
規則をつくるなら明確な基準を示してもらいたいです。
 また僕は学校でバンドをやっていたのですが、放課後に教室で練習しているとその教室の担任が僕たちのところにきて「俺の教室で練習するな!」と言われました。
その教室は練習してもいいことになっているのにこの人は教室を自分のものと勘違いしているのかなと思いました。


 そしてしだいにこんな大人たちが運営している学校には行く価値がないのではないかと思うようになりました。
そして僕は自主的に退学しました。
高校を卒業しないと大学にもいけないぞと言われました。
でも僕は大学にも行く気はありません。
高校受験のときのようにはもうだまされません。


 しかし大学にいかないといい会社に就職ができないことも知っています。
僕は就職もしないつもりです。
将来は自分でビジネスをおこして自分でお金儲けをしようと思っています。
最近歴史を勉強して知りましたが、みんなが学校に通うようになったのは100年くらい前からだったそうです。
それ以前はほとんどの人が学校にはいけなかったそうです。
でもその時代の人たちはちゃんと生きていました。
エジソンは学校に行かなくても多くの発明をしました。
 今は時代が違うといわれるかもしれませんが、僕は今だからこそそんな生き方ができるんじゃないかと思っています。
それはインターネットが普及したからです。
インターネット上では学歴も国籍も関係ありません。
僕はこれからインターネットで勉強してインターネットでお金を稼ぎます。


 僕は世界でビジネスをしたいので英語を勉強しようと思っています。
アメリカの会社が外国人向けの英会話教室をテレビ会議ソフトを使ってインターネット上で行っています。
まずはそれに登録して英会話ができるようになりたいです。
 それと海外向けにウェブビジネスをしたいのでアマゾンでウェブマーケティングに関する本を手に入れようと思っています。
この手のいい本は洋書がほとんどなので英語を読めることは必須です。
でも僕は学校の英語は勉強せずにNewsWeekやTimeを読んでいたので難なく読むことはできます。
学校の勉強って僕にとっては無駄以外のなにものでもなかったです。
サイト構築も自分でやるつもりなのでウェブデザインやプログラミングも勉強しています。
Second Lifeというバーチャル空間サイトで友達になった現役のデザイナーさんやプログラマーの方にも色々教わりながらやっているんですがとても楽しいです。
はやく自分の企画したウェブサイトを作りたいです。


 そして資産運用で投資をしようと思っています。
幸いこの年なので生活費は両親に頼ることができます。
僕は毎日夕方はバイトをしているのですが、そのお金を株式投資にまわしています。
株をするためにはいろんな勉強をしなければいけないので大変ですが、将来就職しないで生きて行くためには必須のスキルです。
 有名な方が講師をされているセミナーにも参加してファイナンスや会計も勉強しています。
セミナー料は結構高いのですが、それだけの価値はあると思います。
将来は海外の株にも投資してみたいと思ってます。


 僕の高校の友達は大学にいくみたいですが、大学に合格したら色々遊びたいと言っていました。
僕は彼らが大学で遊んでいる間にビジネスを立ち上げて収入を得たいと考えています。
そして早く経済的に自立したいと思っています。
おそらく彼らは大学を卒業したら就職して高校のいやな先生のような会社の上司から命令されて働かなければいけなくなると思います。
僕はそんなところでは働きたくありません。
自分の人生は自分で決めたいです。
そして、今はそれができる時代だと思います。