打ち合わせ

最近、仕事で打ち合わせしていて思った事があったのでまとめてみました。


1 「やりたい/やりたくない」という好き嫌いではなく目標達成のための最善策かという論理的視点で判断する
2 わからないことはプライドを捨てて率直に質問しよう
3 大多数の意見でも疑ってかかれ
4 抽象的な議論になったら書いて目で見える形にしよう(見える化)
5 アイデアはどんどん書こう。書けばさらにアイデアが発展することもある

1 「やりたい/やりたくない」という好き嫌いではなく目標達成のための最善策かという論理的視点で判断する


最近システムの設計に関する打ち合わせをやっていて気になる言葉があります。
「それはやりたくない」という言葉です。
例えば、ある機能を実装する方法で簡単にできるのですがセキュリティ上問題がある場合に「それはやりたくないね。」と言ったりします。
確かに問題のあるやり方を否定するという前向きな気持ちで言っているのですが、どうも個人の好き嫌いで判断しているように聞こえてしまいます。
言葉とは不思議なものでそういう言い方をしているといつのまにか本当に好き嫌いで判断しがちになったりします。
別の例では開発言語をJavaよりRubyにしたいというのがありました。
エンジニアのモチベーションも大事なので開発する本人の好みでツールを選んだほうがいいのでしょうが、エンジニアを募集する場合Java経験者の方が多いし、プロジェクトの期間に余裕がない場合はRubyを勉強している余裕がないのでJavaという選択になりました。
自分もそうなのですがエンジニアはどうしても好き嫌いで判断しがちです。
しかし仕事としてやっている場合は目的達成を最優先で考えるべきでしょうね。


2 わからないことはプライドを捨てて率直に質問しよう


打ち合わせでありがちなのが分からないことについて質問しないことです。
この前の打ち合わせであるDBMSが追加ソフトウェアがないとトランザクションが処理できないという話になり他の製品の方がいいということになりかけました。
それで話が他の製品で決まりとなりかけたのですが、私は追加ソフトウェアを入れれば使えるのだからこちらでも問題はないのではないかとたずねました。
そうしたら一番詳しい人がそうですねと同意しました。
このとき他の誰もそのような質問をしませんでした。
後で調べたら最新バージョンは追加ソフトウェアがなくても標準でトランザクション機能が装備されていました。


3 大多数の意見でも疑ってかかれ


日本人は権威に弱いのか大多数の意見に流されがちです。
しかし、大多数の意見が間違っていることが結構あります。
もし納得がいかなかったら納得するまで質問をして他者に流されないようにすべきだと思います。
ただ、中には難癖のように人の意見を批判する人がいます。
こういう人は批判する事が目的で合意形成しようという意志があまり感じられません。
そういう人との不毛な議論は極力避けたいところですが。


4 抽象的な議論になったら書いて目で見える形にしよう(見える化)


私はどちらかというと議論は苦手です。
頭の回転があまりよくないので、リアルタイムに理論を構築して表現することができません。
やはり書いた方がじっくり考えて整理できますね。
なので打ち合わせのときもホワイトボードに書いてすすめたりすることが多いです。
人間は抽象的な概念を頭で考えるのが得意ではないようなので目で見えるようにすると分かりやすくなります。


5 アイデアはどんどん書こう。書けばさらにアイデアが発展することもある


本当は書くというのは誰かに情報を伝えるために行う事ですが、私は情報を整理するために書くことが結構あります。
つまり読者が自分の文章を書くってことですね。
なので体裁は適当で後で思い出せるくらいにラフに書きます。
思いついたアイデアもできるだけメモするようにしていますが、書いているとパターンが見えるようになってアイデアが発展する事もあります。
アイデアを書いたものがかなりたまっているので整理しないといけないな〜。