誠意のないビジネスをする人たち

 長年生きていると(といってもそんな年だとは思っていないんですが)相手の思惑がわかったりして誠意のなさを感じてちょっと怒ったりすることが多くなりました.
(やっぱり年をとったってことなんですかね?)


IT業界もそういう意味では評判の悪い業界です。
先日もあるソフトウェアの購入でベンダーの営業と打ち合わせをしていましたが、むこうは早くクロージングして発注してほしいという気持ちがありありでした。
そのソフトウェアはうん百万もするものなので企業としても本当に役に立つのか検証しないと簡単に購入できるものではありません。
通常ならベンダ-の方からまずは評価用貸出や評価サポートなどの話をするものだと思うのですが、すぐ買ってくれという感じで売り込んでくるのでありえないなと思いました。
あまりITに詳しくない顧客だとベンダーのいいようにされていたかもしれません。
結局この人たちは顧客のメリットよりも自分の利益しか考えていないんだなと感じました.
いくら役に立つソフトウェアでもそんな不誠実な企業からは自分が経営者だったら絶対買いたくありません。


また別の話で不動産関係の案件で土地家屋調査士に調査を依頼することになりました。
しかし、この世界も不思議な世界でちゃんと仕事ができなくてもお金を請求してきます。
権利関係でいろんな人と交渉しなければいけない仕事なので必ずしもできるとは限らないのがこの世界らしいので仕方がないようです。
ただ、そうだったら成功しなかったら必要経費だけでお願いできませんかと顧客にいうのが本当なのにこちらは仕事をしたのだからお金をいただいて当然でしょといった態度には閉口させられました。
こちらが交渉に失敗したら支払いはどうなるのかという話をしたら必要経費だけでいいと言ったのではじめて分かりましたが、聞かないと失敗してもまるまる取るつもりだったのかもしれません。
土地家屋調査士という資格をもっていてエリート意識があるのかもしれませんが依頼側としては仕事をちゃんとやってくれないのであればお金は払いたくありません。
そんな簡単な経済のルールも知らないでビジネスをしている人たちが結構いるということなのでしょう。


ビジネスってモノやサービスを売るだけではなくて信用もとても大事なファクターだと思います。
ここで話した人たちみたいに誠意のないことをやっていたらそのうちビジネスが立ち行かなくなってしまうのではないでしょうか。
残念ながら今の案件ではこういう人たちと付き合わなければいけない状況なのですが、プロジェクトが終わったら一生関わり合いになりたくないなと思います。


ちょっと怒りモードの日記になってしまいました。