だめネットワークを直しました

久しぶりにネットワーク構築の仕事を土日にやっていました。
元々今の仕事はネットワーク構築プロジェクトではなかったのですが、そこのネットワークがあまりにもひどいので私が設計して一新しました。


まずLAN配線がひどい。ちいさなハブを何段にもカスケードしてどこに何がつながっているのか全く分からない状況でした。
それを全てLAN配線しなおし、多段にカスケードされているスイッチをシンプルな構成に変えました。
またインターネットは光回線がきていますが、ルーターが家庭で使うようなものを使っていてしょっちゅうトラブっていました。
その会社は50名ほどの小規模な会社ですが、数百人規模のトラフィックも処理できるルーターにリプレースしました。
またWindow 95や98など古いマシンが多くてネットワークアドレスを変更しただけでおかしくなるPCがいくつか出ました。
これはいまだにNetwareを使ったシステムを使っているためにPCのOSをあげることができない状況だからです。
したがってTCP/IPとIPXが混在したネットワークになっています。
以前私はTokenRingのネットワークを作ったときにIPXを少しやった経験があったのですが、それがここで役にたちました。
といってもそんなに詳しいわけではないのですが、やったことのないのに比べればかなり違いますね。


また今回の再構築でいままで1セグメント構成だったのをL3スイッチでいくつかのセグメントに分けてその間をルーティングするようにしました。
これによってネットワークに拡張性をもたせることができました。
またインターネット接続もFirewallをゲートウェイとしたのでいままでルーターのフィルターでやっていただけに比べるとセキュリティも格段に上がったと思います。


土日で作業を行って今日本稼働したのですが先週に比べるとネットワークの体感速度がぜんぜん速くなりました。
ネットワーク機器の処理機能があがったのもありますが、無駄にカスケードしていたためにいろんなところでエラ-になっていたのかもしれません。


この会社はネットワークに詳しい人が一人もいないので私がベンダーをコントロールをして設計から構築、トラブルシュートまでやりました。
結構大変でしたが、ちゃんと通信できたときはうれしかったですね。
裏方の作業なのでユーザーには何が変わったのかほとんどわからないでしょうが、企業にとってはかなりの改善になったのではないでしょうか。


しかし、疲れましたね。