石油時代の終りの始まり

年末に携帯電話を機種交換して私の携帯でもやっとワンセグが見れるようになりました。
普段テレビを見ないのですが、ちょっと暇なときにたまに見たりします。
先日東京MXテレビで電気自動車の番組をやっていました。
番組に出ていたは三菱自動車のiMievという自動車です。


次世代型電気自動車 iMiev


三菱といえばリコール隠しなど企業としてあるまじき行為を色々やっちゃった会社ですが、iMievはすばらしい車だと思います。
リチウムイオン電池の性能がよくなったので充電一回で200kmは走るそうです。
さらに電池の性能は3倍くらいはあがるらしく、近い将来東京-大阪を一回の充電で行けるようにするのが目標だそうです。


販売はいまのところ企業向けだけのようですが、もう予約待ちの状態らしく一般販売も今年の夏くらいから始まるようです。
価格は250万円ということでちょっと高めですが、個人で買えない値段ではないですね。
後は電気を充電できるスタンドがたくさんできてくれば一気に普及しそうな感じになってきました。
スバルも電気自動車を作っていますし、ホンダのハイブリットがかなり売れているようです。
ハイブリットは過渡的な技術で電気自動車への移行はもう時代の流れで止めることはできないでしょうね。


石油の消費は自動車で使っている分がかなり多いと思いますが、これから電気自動車が増えてくると石油を輸出している国は困るでしょうね。
GMやフォードなどのアメリカの自動車会社がこの時期に破綻したのも時代の変化を感じます。


それと電気自動車の実用化はIT技術が押し進めたと思います。
どういうことかというと、リチウムイオン電池は最初ノートパソコンや携帯電話で最初使われるようになりました。
コンピューターを持ち歩きたいというユーザーのニーズが電池の性能を向上させたのだと思います。
それが発展して自動車技術にまで利用されるようになったんですね。
また、電気自動車の技術では日本は進んでいます。
アメリカと違って資源が乏しい国だったから企業が色々工夫をしたのでしょうね。


リチウムイオン電池の原料となるリチウムは南米が一番産出量が多いらしいのですが、これからは南米がかつての中東のようになるのかもしれません。
しかし、技術が変わるだけで国の経済が大きく影響するなんて技術の力は大きいなと思います。


私は東京在住なので車は必要ないですが、電気自動車が売り出されたら欲しいなと思いますね。
ただし、今度はリコール隠しだけはやめてほしいですが。