東北地方関東沖地震

今回の地震は日本に大きな被害をもたらしました。
こんな時こそ助け合いが必要です。


現在、いろんなところで募金活動が行われています。
こちらのページにネット関連企業の募金活動がまとめられています。


東北地方太平洋沖地震にWeb/携帯から募金する方法まとめ
http://r.nanapi.jp/24717/


もしよかったら募金してください。
(私もYahooで少額ながら3000円ほど募金させていただきました。)


今回の地震が発生したとき、私は東京都心のオフィスにいました。
新しい超高層ビルで外資系企業が多く入っているビルでしたが、地震のときは大きな音を立てて揺れていました。
あまりにも揺れが大きいので建物が潰れてしまわないか心配しましたが、なんの損傷もなく無事でした。


しかし、その後家に帰ろうとしても電車がすべて止まってしまって歩いて移動するしかありませんでした。
道には人や車があふれ、その光景は難民そのものでした。


また、知り合いの安否を確認するために電話しても全く繋がらない状況でした。
特に携帯電話が全くつながらなくて、固定電話がかろうじてつながりやすい状況でした。


今回の地震で思ったのは、人の作ったものはなんと脆弱なのかということでした。
建物や交通システム、通信システムなど人が作るものは最初に設計する必要があります。
建物などではどれくらいの震度に耐えられるかを想定して設計します。
しかし、それ以上の震度の地震がきたら想定外なので壊れてしまうでしょう。
通信システムも設計段階で想定したキャパシティを超えたときの対処は考慮していません。
(これは経済的理由だとは思いますが。)
福島原発で起こっている事故も地震が起きたときの対策はとっていたのでしょうが、そのしくみが動かなかったときの状況は想定外だったのだと思います。


つまり、人間の想像力を越えた状況になってしまうと設計したシステムは破綻してしまいます。
もちろん、経済的理由でできないということはあるでしょうが、命にかかわるものは少しくらいコストがかかっても十分な対策を講じておくべきだと思います。


しかし、今回はそのような状況を現場の人たちがカバーしてくれたのだと思います。
電車も深夜12時ころには私鉄が走り出しましたし、停電していた地域もそのころ電気が通じるようになったようです。
そんないろんな人達の努力によって自分の生活が支えられてるんだなと感じた1日でもありました。