人生の後始末

おはようございます。台風は東京には上陸しなかったですね。アメリカはまたハリケーンが上陸して大変そうです。これだけ技術が進んでも自然の力には無力ですね。

 昨日大阪から帰ってきました。大阪では家庭内の問題や父がやっていた事業の後始末など色々あって少々疲れました。
 父は去年病気で倒れてほとんど仕事ができない状況でした。おかげさまで今は病気はすっかり治ってしまったのですが、歳なので仕事からはもう引退することになりそうです。しかし今まで事業の方で放漫経営を行っていたため色んな問題が山積しています。特に事業関連ではお金がらみの揉め事があって、問題が長年放置されていた状況でした。その問題を一つ一つ解決をしなければいけません。

 このような状況を見ていて事業に失敗するということは他の人に多大な迷惑をかけるのだなと思います。他の企業でも会社更生法適用などで後始末をする仕組みがありますよね。個人営業に近い企業だとそのようなものがないので個人に負担がかかることが多いと思います。

 経営を行う人はこのことを認識すべきでしょう。中小企業でワンマン社長などは自分の好き勝手に会社を運営していることがよくありますが、会社とは公なものです。顧客や従業員、取引先など多くの人々が関わっていく組織です。そこで自分勝手な経営をすると他の人に迷惑がかかります。そのことを認識していない人は経営者になるべきではないでしょう。

 今回その後始末をやるほうにまわってそのことが骨身にしみてわかりました。後始末をしていて常にこんな状況にした経営者に怒りを感じていました。自分はこんなことを人にやらせてはいけないと思います。

 巷では起業家ブームで経営者の心得を持たない多くの人が会社を起こそうとしていますが、倒産した会社の後始末がどのようなものか一度見ておく必要があるのではないでしょうか?そうすれば経営者としての自覚が生まれると思います。

 しかしそんな修羅場を見せられたら会社をおこすのが怖くなってしまうかもしれませんけどね。

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