自分に合った職業

 トレーニング用のスニーカーを新宿に買いに行った帰りにそば屋に入りました。
味気ない一人だけの食事をしていると後ろで大声で話している集団がいました。
どうもまだ社会人なりたてのようで学生気分が抜けていない感じの集団でした。
話の内容はこんな感じでした。


「やっぱ勤めるなら投資銀行かVCだね。
社長に会える仕事ってそんなにないからね。」
「人生やり直せるなら医学部行くかな。
国公立と慶応は学費安いけど私立だと1千万超えるからなー。
でも私立の医学部って偏差値が低いから行く気しないね。」

私が彼らくらいの年は彼らほど知識がなかったのでどの職業がメリットが多いのかなんてわかりませんでした。
私は単純にコンピューターが好きだからこの仕事を選んだんですが、現実に直面して正直後悔したこともありました。
しかしそれも人生かなと思います。
今ではこの職業を選んでよかったと思っています。


しかし彼らのように損得だけで職業を決めるのはどうだろうと思いました。
確かに医者や金融関係はお金持ちになれる確率は高いと思います。
しかし好きでもない仕事を一生やり続けなければいけないというのは地獄ではないでしょうか。


収入やキャリアパスを考えることも大事ですが、仕事の内容ややりがいを考えて選んだほうがいいと思います。
何せ人生の大半の時間を費やす活動なのですから。

社会に出てどうもこの職業が合わないと思うこともあります。
また年齢とともに好きなものが変わっていくこともあります。
そんなときもっとキャリアチェンジしやすい社会にだったらいいのにと思います。
アメリカではいったん社会に出た人が大学に戻って医者や弁護士になる人が多いと聞きます。
日本では不可能でしょうね。
これから高齢化で人材不足になっていくでしょう。
そういう状況では人材の有効利用が必要だと思います。
やる気のある人はどんどんキャリアチェンジできるような仕組みが日本にもできるといいのではないでしょうか。

Googleでキャリアチェンジで検索してみるとこんな本が引っかかりました。
今度読んでみます。

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