「日本のソフトウェアビジネスが今後もずっとアメリカの足下にも及ばない理由」ではアメリカの優位性が語られていますが、これを読んでいてもうアメリカの時代でもないのではないかと思いました。
アメリカが多様な人種の存在によって優位性があるのなら今やもっと多様な人たちが集まる場所があります。
それはインターネットです。
なおかつそれは国でもありません。
私は小学校の時、歴史や地理を学んで思ったのはなぜ世界はたくさんの国に分かれているのだろうということでした。
もし世界が一つになって国境がなくなれば好きなところに住めるし、好きなところで仕事もできます。
しかし縄張りを守るという本能を持つ動物の一種である人間が国を作るのは自然なことなのでしょう。
Googleは世界政府を作ることを宣言していましたが、インターネットの性質をよく理解していたのだと思います。
私たちは知らない間に地球上の人々を一つにしてしまったのです。
しかし、インターネットはまだ混沌としています。
いろんなチャンスもあるでしょうが、危険もあるでしょう。
しかしリスクがあるから面白いと思います。
これからはどこの国に住んでいるということに優位性がなくなって行くと思います。
シリコンバレーにいなくてもイノベーティブな仕事ができるでしょうし、貧しい国でも先進国とビジネスができるようになっていくでしょう。
インドや中国はもう古いそうで、東欧やロシアが発展しているそうです。
最後の取り残されたアフリカもいつかブレイクするかもしれません。
中国だってちょっと前までは発展するまで何百年もかかるといわれてましたが、ここ十年くらいでかなり成長しましたからね。
まだ防衛や権益がらみで国境をなくすことはできないのでしょうが、せまい地球でいがみあってても仕方がないとおもうんですけどね。
ジョンレノンが歌っていたような世界がはやく実現するといいですよね。