結婚する意味

4344405307恋愛の格差
村上 龍

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 おはようございます。今日は朝から雨が降っていてブルーな気持ちです。靴が欠陥品で水がしみてくるので買い換えないと。そんなに安物じゃなかったのに。

 昨日渋谷のつたやでCDを借りた帰りに本屋によりました。「恋愛の格差」という本を立ち読みしていてまた考えてしまいました。
 いまや女性でも一人で生きていける時代になりました。逆に男は自分ひとりが生きていくのに精一杯で家族を養うことができなくなっています。こんな時代に結婚するメリットがあるのでしょうかというのが本のテーマのようです。

 私自身独身ですが、一人の生活が長かったので他人と一緒に暮らすということが想像できません。別に独身主義ではなかったのですが、IT業界という女性のほとんどいない世界で働いていたため出会いは少なかっただけなんですが。

 しかし自分で稼げる女性は結婚したくない人が多くなっているのではないでしょうか。かつて女性が結婚するのは経済的な保証が欲しかったからだと思いますが、いまやその条件を満足する男も少なくなってしまいました。フリーターが増えているこの状況では未婚者はこれからますます増えると思います。

 国全体で見るとこのような状況が続くと少子化が進んでよくないのですが、個人的には結婚に対するメリットが見出せないというジレンマがあるのでしょう。これを解決しないと状況は改善しないと思います。

 解決策としては結婚しないでも子供を育てられる環境整備が必要なのだと思います。法律的には私生児でも正式な財産権を認めること、結婚していなくても子供の両親は養育する義務があり放棄した場合は罰則を与えるなどです。
 恋愛は社会的ルールに則っていれば自由でかまわないと思いますが、子供に被害が及ばないようにする必要があります。

 これから結婚も契約になるかもしれません。5年単位くらいで更新して双方が同意しなければ契約を解除するとか子供の扶養義務を契約書で取り交わすなどです。会社同士の契約もそう考えると恋愛と似ているかもしれません。会社によっては競合他社と契約することを禁じている会社もありますからね。
 それと終身雇用が崩壊すると同時に結婚の形態も終身雇用でなくなったのかもしれません。男女とも常に自分を磨いていないと生きていけない時代になってきていますね。