無能経営者がまかり通り日本

KISS第84号「教育と国力」には激しく同意します。

 自分自身起業を目指してまだ勉強中の身ですが、その私から見ても実際に経営している方々をみるとホントかよと思うことが多いです。

 例えば会社で借りている借金の総額をわかっていない、その金利はいくらか知らない、毎月固定費がいくらかかって損益分岐点がいくらか明確にわかっていないなどよくそれで経営ができるなと思います。
 このようなどんぶり勘定でできるのは多くの利益をあげているからかもしれませんが、それは現場の人間ががんばっているからです。経営者の能力ではありません。

 私が知っている経営者はレベルが低すぎるのかもしれませんが、周りにモデルとなる経営者がいないのはつらいところです。

 以前勤めていた会社で給料が遅配になったことがありましたが、経営者としてはやってはいけないことです。そのとき社長は待ってくれというだけでなぜそういう状況になったのか、いつ払えるのか、現在の財務状況はどうなっているのかの説明が全くありませんでした。私はその日に次の職探しをはじめました。その経営者の会社はまだ存続しています。無能な経営者でも会社は結構もつものなんですね。

 ただ自分がその立場になったらどうかと考えると怖くなることがあります。果たして自分はちゃんとできるだろうかと心配になります。だから経営者に必要な勉強をして実践して学ぼうと思っています。自分が従業員のときにされたいやなことを自分が雇う人たちにしないために努力しなければいけないと思います。