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「投資戦略の発想法」は木村氏の講演でサイン本をゲットしてまだ読んでいる最中ですが、この本はできるだけ多くの人が読むべき本だと思います。
今の日本は落とし穴がいっぱいあります。サラ金は莫大なお金をかけて宣伝しているし、マンション販売業者は金利が安いことを売りにローンを組ませようとします。銀行は人の無知につけこんで高い金利の商品を勧めてくるし、証券会社はリスクをちゃんと説明しないで金融商品を売り込みにきます。
私のような貧乏人にはこの辺りの人たちはよってこないですが、お金をもっていて金融に関してよくわからない素人はひとたまりもなく丸裸にされてしまうのではないでしょうか。大体サラ金が大きな看板を出してあんなにのさばっていられるのも日本国民のマネーリテラシーがないからだと思います。最近は銀行までサラ金をはじめてこの国にはモラルというものがないのかと思ってしまいます。
これからは国も会社も当てにはなりません。国はあんな不公平な年金制度をなおそうとしないし、会社は忠誠心を要求する一方で派遣社員などを使って従業員の使い捨て化を進めています。そういった人たちにだまされないためにも自己防衛能力が求められる時代になると思います。