いまやXMLを使うのが当たり前になってきました。XMLには様々な周辺技術があります。DTDはXML文書がどういうフォーマットになっているかを定義するものですし、XSLTはXMLを他の形式に変換する技術です。
その中で非常に重要だと思われるのに忘れ去られている技術がありました。XLinkという技術です。これはHTMLのリンクを拡張するためのもので、今までリンク元が一対一だったのが一対多の関係を記述できます。またHTMLのリンクは<a href=で定義する場合文書自体にリンクを埋めこまなければいけません。しかしXLinkではリンク情報だけを別ファイルにして文書同士のリンクだけを記述するなんてこともできます。(下図参照)
ウェブはこのリンク機能のおかげで普及したといっても過言ではないと思います。なのにXLinkはほとんど使われていません。しかし、最近富士通などがXLinkを使った製品を出すなどかろうじて動きがでてきました。
私も機会があればこの技術を使ってみたいと思います。