iPod開発秘話

iPod開発秘話はとても面白い記事です。iPodがどのようにして生み出されたかがとてもよく理解できました。これを読んでいて思ったのが、私が以前Blogで書いた記事「創造力」「創造力 2」を実践したような内容だなと思いました。

詳細は日経のサイトでぜひ読んでください。

その中でiPodがなぜ成功したのかいくつかのポイントがあったと思います。

1 音楽大好き
 Appleの社員は音楽が好きな人が多い会社です。プライベートはミュージシャンをやっている人たちも多くて、そんな環境だからこそiPodが生まれたのでしょうね。

2 使いにくいMP3プレーヤー
 私もMP3プレーヤーは発売された当初に買って使っていましたが、使いにくかった経験があります。Appleの社員もそのように感じたのでしょうね。それじゃー使いやすいMP3プレーヤーを作ろうと思ったのが出発だったようです。

3 こだわりのハードウェア
 デザインや収録できる曲数、音質など何一つ妥協しなかったと設計者は語っています。この徹底したこだわりがiPod成功の理由のひとつではないでしょうか。私がiPodを買うときは高いなと思いましたが、やはりデザインが買う決め手でしたね。

4 新しいことをやっていることにチームが興奮
 AppleはいままでMacというコンピューターしか作っていなかった会社です。MP3プレーヤーのような家電製品を作るのははじめてだったためiPodチームはとてもエキサイティングだったそうです。iPodの開発期間は9ヶ月だったそうですが、エキサイティングな環境だったからこそ短期間で完成させることができたのでしょうね。

5 レコード会社を口説き落とす
 ハードだけあっても音楽ソフトがなければiPodはただの重石です。Steve Jobsが主要なレコード会社やミュージシャンを忍耐強く口説いていったためあれだけ膨大な音楽ソフトをオンラインで簡単に買えるようになりました。iTune Music StoreがなければiPodもこれだけブレイクしなかったでしょう。

 iPodはMP3プレーヤーとしては後発でしたが、既存のMP3プレーヤーの問題点を分析して解決できたから売れたのだと思います。こんな製品他にもありますよね。電子ブックも似た状況だと思います。

 問題点を見つけてそれを解決していけばiPodほどではなくてもビジネスにつながるものが見つかるかもしれませんね。

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