みずほ証券事件とITシステム

「みずほ証券と東証が負担調整へ ジェイコム株発注ミス」はITシステムに依存する社会の脆さを浮き彫りにした事件でした。

 一個人が行ったことが企業の存亡に関わるような被害をもたらすことがITシステムを悪用すればできてしまうということです。しかし今からITシステムを使わないようにすることも難しいでしょう。
 金融屋さんはITシステムを知らなさすぎです。これからはITエンジニア集団が金融サービスをするくらいでないといけないと思います。メリルリンチでは社員の半数がエンジニアだそうです。日本の証券や銀行はエリート意識ばかり強いけど世界では競争力がないことを自覚すべきでしょうね。

 しかしみずほが東証に被害額の一部負担を求めたというのも恥ずかしくないのかなという感じです。自分が犯したミスなのにこんな八つ当たりにも近いやり方をすると企業のイメージが悪くなると思うんですけどね。かといって東証が全く無罪だとは思いませんが。

 ITシステムを軽んじてきた日本企業にツケがまわった感じですね。これで懲りるんだったらまだ希望はあるんですが。

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