私は奴隷ではない

ビジネスでは不平等条約を受け入れないと仕事をさせてもらいないような状況が起こることがよくあります。
特に大企業を顧客にした場合に多いのですが,業者を奴隷のような扱いをする企業もあります。
大人な人はその場は我慢しますが、そのエネルギーはどこかで発散されることになります。
それはより弱い人へいくかあきらめて現状維持に腐心することになります。
歴史上の革命も抑え付けられたエネルギーが一度に吹き出した現象なのでしょうね。

私はあまり大人でないのでいうべきことははっきりいいますし,だめなら別の仕事場を探します。
自分はビジネスでお客さんとつき合っているだけで、なぜご機嫌伺いまでしなければいけないのかと思ってしまうんですよね.
営業やっている人から見ると困ったSEなのでしょうが、そんなところで勝負するのではなく対等にビジネスできるように努力すべきだと思います。
そのためにもその他大勢になるのではなく、自分を選んでもらえる必然性を作り出す必要があります。
そしていうべきことを言える関係を作ることがWin-Winな関係を築ける条件だと思います。

お金で人を思い通りにすると言う考え方はもう時代遅れではないでしょうか。
いまや日本は餓死する人はいませんし、お金では差別化ができません。
岩井克人の「会社はどこれからどうなるのか」にも書いていましたが,これからお金の価値は相対的に下がると書いています。
これはお金の力で支配していた投資家の力が弱くなるということです。
社員も経営者も自由な個人で投資家の奴隷ではないですからね。
いやだったら会社をやめて別の会社でビジネスをやればいいだけです。
それは社員や弱小企業も同じで会社や顧客を選んでいやな客の仕事はしなければいいだけです。

NHK特集である社長が朝会社に出社したら社員が一人もいない夢を見ると言っていました.
そうなってもおかしくない職場は結構あります。
もう自分が支配者だと思っている偉い人や大企業の人達は考え方を改めるべきではないでしょうか。
現場の人達が一生懸命働いてくれるおかげで会社はなりたっているのですから。