ネットとリアルの融合

CNET Japanのコラムに共感したのでちょっとメモ。


共感した部分は次の2点。


1 ネットがリアルに近づいてくる


 任天堂Wiiは体感を売りにしてとても売れているようですが、これからもっとこのようなタイプの製品やサービスが増えていくと思います。
(Wiiほしいな〜)
体感以外にも音声認識やパターン認識など人間が普通にやっていることをいまだコンピューターは行うことができません。
(研究では出来ているのかもしれませんが、実用的ではという意味です。)
しかし、これからこのような機能が実装され、多くのセンサーを搭載したコンピューター端末が普及すればもっといろんな市場が出てくるのではないでしょうか。
このコラムを書いている人はそれをWeb 3.0と呼んでいますが、その段階に達するまでまだ数年かかりそうですね。




2 Google信仰に対する疑問


 コラムではGoogleがこれからの時代の重要な企業として考えられていることに疑問を感じていますが、私も同感です。
世界中のデータを溜め込んで検索可能にすることはとても便利になると思いますが、データをためておくことがそんなに重要とは思えません。
データも玉石混合ですからね。
また今のGoogleでは探したい情報が必ず探せるわけではありません。
自分がほしい情報をちゃんと探せるようにするためには何らかのインテリジェンスを検索エンジンに持たせるようなブレークスルーが必要なのかもしれません。
または人が間に介在する情報検索サービスの復活もありえるかもしれません。



 また、Googleの強さはAdWords,AdSenseによる広告収入でしょう。
この莫大な収入を武器にいろんな企業を買ったり、技術開発を行っています。
私はこれは民放テレビ局のインターネット版だと思います。
ただしGoogleは自分ではコンテンツは作らないので、テレビ局よりコストをかけないで金儲けをしているという点でスマートですね。



 しかし民放テレビ局のように許認可がいらないので参入するのは簡単です。
Google並みの便利な機能を提供すれば広告で収入を確保することがどの企業でも可能でしょう。
ただGoogleは人気サイトに対して買収するか同じようなものを提供してつぶしにかかるかして自分を守るとは思いますが。





 ITは成熟産業になりつつあると思いますが、まだまだ技術革新する余地がいっぱいあります。
自動車産業は100年以上の歴史がありますが、ネットは普及してまだ10年くらいしか経ってないですからね。
これからどんな企業が出てくるか楽しみです。