結婚とは

 先日ある飲み会で結婚されている女性とお話する機会がありました。
高校生のお子さんがいるのでもう結婚されて長いと思うのですが、色々苦労しているそうです。


その方のお母さんもかなりの年らしく認知症のため介護しているということでした。
こういうときにだんなさんのサポートが必要だと思うのですが、だんなさんは現在無職らしく家庭は結構大変な状況のようです。
その女性の話だとだんなさんは資産家の生まれで車やスキューバーダイビングなどが好きでちょっとプレイボーイ系だそうです。
しかし、仕事をしてお金をかせいで家族を養うという能力が低いためにその女性が働いて稼いでいるということでした。
その女性はだんなさんのことがいまだに好きなんだけど、だめな夫のためいつも自分が尻拭いをしているそうです。


この話を聞いて恋愛と結婚はやはり違うのかと思いました。
恋愛で求められるのはときめき感や非日常感なのでしょう。
しかし、結婚するというのは一緒に生活をしていかなければいけないので生きていくためのバイタリティが重要になってくるのだと思います。
私はまだ結婚していないので実感がわかなかったのですが、彼女の話を聞いて結婚というものに対して体感として少し理解できたような気がしました。


しかしそうかといって年収や学歴だけで相手を選ぶのもまちがいだと思います。
家族として長い期間一緒に暮らすのですから、合わない人といっしょになったら不幸な人生になってしまうでしょう。
両親がけんかばかりしていると子供も悲しくなりますからね。


私のまわりの他の既婚者から聞く話も結構大変な話が多いです。
そんな人たちの話を聞いていると結婚しない人生もありかななんて思ってしまいます。
そうすると日本がいよいよ少子化になってしまうのでしょうが。
今の日本で独身の男女が多いのは、独身のころのライフスタイルを変えたくないのが一番の理由ではないでしょうか。
また自分で働いて稼ぐ女性が増えてきたのも結婚の必要性を低めているのでしょう。
そういった人々の考え方の保守化が少子化問題として現れているのかもしれません。


なので多くの人が結婚してみようかとか子供がいる家族を作ってみようかとか積極的に自分の人生に変化を求める意識を持つようにすることが少子化対策になるような気がします。
もちろん結婚とか出産はそんなに軽々しくやるものではないんですが、今はあまりにも保守的すぎるんでしょうね。
生活が豊かになるとそうなってしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、もう少しリスクをとって変化を求める人生を送れればと思いますね。