また、失敗をしてしまいました。
先日、仕事で知り合って友人付き合いをしている人と飲みにいきました。
彼も個人事業主なのですが、先月末であるプロジェクトが終了して、次の仕事を探している状況でした。
しかし前月までやっていた仕事のお客さんからまたやってほしいと言われているとのことなのでよかったじゃないと言ったのですが本人はかなり暗い様子でした。
話を聞いてみると、その現場はかなりひどいらしく二度とそこで働きたくないとのことでした。
私も個人事業主で仕事を取るのは結構大変なのを知っているので、ちょっと甘いんじゃないかと思ったのでその仕事をやるしかないよと言いました。
そうしたら君にアドバイスは求めていないと怒られてしまいました。
そのときはなんだよと思いましたが、後で考えてみると彼も独立してやってきている人なのでさしでがましいことを言ってしまったなと反省しました。
彼は前の職場で大変だったことを聞いてほしかっただけだったのだと思います。
このことがあった後、以前読んだ「ベストパートナーになるために」という本を思い出しました。
この本は男と女はどうやったらうまくやっていけるかを書いた本ですが、結論は男は女の話すことをしっかりと聞くことのようです。
本の中のエピソードで働いている奥さんが職場でうまくいかないことをだんなさんに話すのですが、だんなさんはこうしたほうがいいよとアドバイスしたら奥さんが怒りだしたそうです。
今回と全く同じパターンで、奥さんはただ愚痴を聞いてほしかっただけだったんですね。
しかし、これは男女だけではなく同性同士でも同じではないかと思います。
そしてたとえ本当にいいアドバイスでも聞く人にその準備ができていないと相手を不快にさせるだけです。
いつも愚痴ばかり言っている人の話は聞きたくありませんが、たまに親しい人の心が弱っているときは話を聞いてあげるやさしさも必要だなと思いました。
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