ニートの海外就職日記というブログがおもしろいです。
日本の会社に嫌気がさして海外の企業をめざして現在働いている方が書かれているみたいです。
私も日本企業と外資系企業で働いた経験がありますが、かなり雰囲気が違います。
やはり日本の会社は変なところが結構あります。
かなりニートの海外就職日記からのぱくりもありますが、自分なりに日本企業の変なところをリストアップしてみました。
・履歴書は手書き
私も以前は手書きでしたが、最近はエクセルのテンプレートを使ってますね。
手書きの方が誠意があると思われるのでしょうが、精神論的でいやですね。
・電話は3コールまでにとる(新入社員の仕事)
以前の会社で電話がなっても誰もとらないのでたまにしかこない役員が大声で怒っていたのを思い出しました。
怒るよりも自分でとった方が早いし、それを見て他の人もとるようになると思うんですけどね。
あんまり怒ると体にもよくないですしね。
・カジュアルOKでもTシャツGパンはだめ
さすがに業務に支障がでたり社会人としてどうかなと思うような格好(ほとんど裸とか)はどうかなと思いますが、ビジネスカジュアルというのも偉いさんの主観ではないかと思います。
こんなことまでうるさくいってくるなんて、学校みたいですよね。
上は部下を分別のある大人として認めていない証拠ですね。
・年齢差別、性差別は当たり前
日本企業は求人募集でも平気で年齢XX才までとか女性は不可とか書きますよね。
アメリカではこれは完全に違法で訴えられたら必ず負けます。
個人の努力でどうしようもないことで人を選別するのは差別以外に何者でもないでしょう。
仕事とはアウトプットを生み出して利益を得る活動なのに年齢や性別と何の関係があるのでしょうか。
何か理由があるならそれを書いておくべきでしょう。
少し前までちょんまげをつけていた国なので人権に対してまだまだ認識が低いのでしょうね。
・何年入社というのに異常にこだわる
私が日本企業でいつも不思議に思うのは新卒で入った人は何年入社だとか同期は誰だとがいつも話していることです。
私は中途でしか入ったことがないので誰がいつ入社しようが知ったことではありません。
おそらくそれで社内での上下関係を確認しているのでしょうね。
会社は自分が仕事をして生活の糧を得る場所にすぎないのに日本のサラリーマンは社内政治や上下関係ばかり気になるのでしょう。
こういうのをみると人間も猿山の猿と変わらないなと思います。
・終業時間後に上司や同僚との飲みになかば強制的に付き合わされる
最近ではさすがに減りましたが、アフターファイブでの飲みは半ば強制的に行かざるをえないことがあります。
なぜならばそれを断ると日本企業では仕事がやりづらくなるという現状があるからです。
仕事が終わったら自分の時間なのに全く迷惑な話です。
・無駄な会議が多い
日本企業は何のための会議かわからない会議をよくします。
現状報告なんていまやITがあるのだからメールやグループウェアを活用すればいいのにわざわざ多くの人を集めて会議をします。
そして、みんな言いたいことを言うので全くまとまらないし、声の大きい人たちの馬鹿な意見が通ったりします。
この会議にかかったコストをどのようにまかなうのか考えている人がいるんでしょうかね。
・残業や休日出勤は当たり前
仕事が終わらないと残業や休日出勤でなんとか終わらせないといけない場合があります。
もちろん突発的なことで仕事が終わらない場合もあるでしょうが、ほとんどの場合は事前に段取りをしておけば終わるような仕事をマネージメント能力のない人が仕切るから長時間労働を強いられることが多いです。
こんな非効率なことをやっていても長時間残業したり休みに出てきてやっていると上からはあいつはがんばってるなという印象をもたれます。
ただ最近はコストカットで残業代を払いたくない企業が増えてきたので残業が減ってきているようですが、サービス残業という搾取の構造が日本企業で当たり前になりつつあるようです。
・スキルアップの努力をして仕事ができるようになっても評価しない
少し前に大手企業が能力主義の評価方法を導入して失敗した話が有名になりましたが、日本企業で能力で評価するというのはカルチャーとして難しいのだと思います。
努力して仕事ができるようになっても仕事をしていない人から仕事を押し付けられてしまうだけです。
それよりも上司にごまをすっているほうが評価もされて給料も上がります。
所詮人間が経営しているので人の好き嫌いで決まってしまうところが大きいのでしょうね。
だめだしのオンパレードになってしまいました。(笑)
私が思うに日本企業はロボットのように同じことを我慢強く繰り返す必要のある仕事(工場とか)には最適化された組織だと思います。
しかし、クリエイティビティやイノベーションが必要となる仕事には全く適さない組織形態です。
だから外国人に日本企業は人気がないのでしょうね。
そもそも会社はお金を稼ぎにきているところなのに、日本企業は払っているお金以上の忠誠心や献身行為を求めます。
しかし、その割には労働生産性が低いという現状をみてみると、これはもはや企業ではなく宗教団体に近いのではないかと思います。
戦後の日本で活躍した有名な多くの企業家は会社で一緒に働く人たちを家族だと考えていました。
貧しい時代に生きていくためにはみんなで団結していかないと生きていけなかったからなのでしょう。
しかし、その結果宗教団体のような企業になってしまって個人をないがしろにする組織になりさがってしまったのだと思います。
アメリカのように平気で人を切る経営もどうかと思いますが、日本企業の時代遅れの経営もそろそろ終焉を迎えつつあるのかもしれません。
まー私にとっては日本企業は息苦しいので戻る気はないので終わろうがどうしようが関係ないんですけどね。(笑)