ビジョン
プロダクトストラテジー~最強最速の製品戦略 マイケル・E・マクグラス 菅 正雄 伊藤 武志 日経BP社 2005-04-14 売り上げランキング : 81 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本を今読んでいます。優れた製品を開発する企業はみんなビジョンを持っています。例えば
Microsoft 全ての人がPCを使えるようにする
DEC ミニコンピューターでメインフレーム並の機能を提供する
WalMart 先進的な流通システムによって安価な商品を提供する
などです。
では自分はどのようなビジョンでビジネスを行おうとしているのかを考えてみました。そして自分のやりたいことがいったい何なのかが明確になりました。結論から言うと私のビジョンは
人を中心としたコンピューターとユーザーまたはユーザー同士のコミュニケーションシステムを提供すること
だったんです。今まで好きなものとしてMacintoshやCG、TCP/IPがありましたがこれらはコミュニケーションするための要素技術です。自分では無意識にその方面に進んでいましたが、底流にはこのようなものがあったなんて驚きです。
これは私にとっては非常に重要な発見です。意外に自分のことってわかっていないものなんですね。そしてビジョンが明確になるといろんなアイデアが出てきました。
確かに今までMicrosoftやCiscoにあまり興味がでなかったのはマンマシンインターフェースに関わるビジネスをやっていないからだったのでしょう。(WindowsのUIはセンスがないですからね。)AppleはGUIに特化したビジネスをしていたので私のつぼにはまったようです。
しかしAppleはあまりにもクローズドです。Linuxなどのオープンソースにひかれるのはそのオープンなところですが、理想とするのはAppleをオープンにしたような起業ですね。
Linuxは好きですが、ユーザーインターフェースはいけてません。このあたりも自分のやりたいところです。しかし今までいろんな企業がLinuxのユーザーインターフェースをビジネスにしようとして失敗しています。そのあたりも考えてビジネスをしないとだめですね。