人の評価

 よく人の評価をいう人がいます。
あの人はすごいとか人を褒める場合は無害ですが、あいつは悪い奴だと悪評を流す人は困り者です.
そういう人に限ってある一面からしかみていなかったりします。


 確かにいつかは警察につかまるようなことをやっている人もいます。
しかし相手もそのように行動する理由があると思います。
それがなんなのか怒る前に少し考えることも必要なのではないでしょうか。


 今回そのような体験をしました。
ある人が「あいつは悪い奴だ」という人に話をしにいきました.
そして実際会って話してみるとそんなに悪い人には思えませんでした.
そしてよく話してみると確かにその人なりの考えがあって悪口を行っている人とは考え方があわないのだろうなという感じを受けました.
結局お互い自分の考え方をフィルターにして相手を見ているからコミュニケーションの断絶が起こっているのではないかと思いました.


 世の中にはいろんな考え方の人がいます。
ちょっと前のベンチャー企業の社長のようにお金でなんでも買えると思っている人もいるし、世の中悪い奴がお金持ちになっていると信じている人もいます。
しかし、それぞれの人がまったくまちがっているわけではなく、物事のある一面しか見ていないだけなんだと思います.
実際、お金で変えないものもあるし(愛とか友達とか)誠実な人でお金持ちな人もたくさんいます。
黒か白かと決めつけられる程世の中単純ではありません。


 こういう考え方が蔓延しているのはマスメディアのせいもあるかもしれません。
テレビのドラマやニュースのように正しい人と悪い人がはっきりしているなんてのは一般社会ではまれなケースだと思います。
それぞれの立場で考えるとよくも悪くもなってしまうことが多いのではないでしょうか。


 「あいつは悪い奴だ」と延々聞かされるとだんだん洗脳されてこちらも先入観念がついてしまいます。
今回の体験では人の評価は気にせず自分で判断しなければいけないことを学びました.
結局悪いやつだといわれていた人は私から見ると半分悪で半分はそうではないとわかりました.
一般社会でいつも全く正しい行いをするのは難しいと思います。
ある程度は相手の立場も考えて許容する心のゆとりも必要でしょう。


 人の評価なんてあいまいなものだし、人によって変わることもあるので参考程度に考えておいたほうがいいでしょうね。