ギアチェンジ

 今までいろんな自分で会社を立ち上げた社長さんにお会いしましたが、ワンマンタイプの社長が結構多いと思います。
そんな事を考えてネットで検索しているとこんな記事がありました。


創業社長はワンマン社長
http://www.jinzaibf.co.jp/column/061129.htm


 会社を起こすというのは最初は全て自分で決めて実行しなければいけません。
だからワンマン的になるのは仕方のないことなのでしょうね。
しかし、会社が成長してくると色んな人に協力してもらわなければならなくなります。
その段階になると社長は主役から調整役的な役割に変わっていかなくてはいけません。
これをコラムではギアチェンジと言ってますが、全く同感です。


この話は派遣会社についてなので業界的に特有のものがあると思います。
しかし、創業者はゼロからビジネスを立ち上げた自負があるので絶対の自信を持っています。
なのでどの業界でも多かれ少なかれ共通することだと思います。


 しかし、社長も人間なので簡単には自分を変えられないですよね。
そういった人間の限界が企業の成長を抑制するのでしょう。
こうみていくと会社を経営するとは人間の限界に挑戦しているようなところがあります。
多くの会社で経営が機能していないのも仕方のない事なのでしょう。


 自分が会社に勤めているときは経営者のだめさ加減にあきれていましたが、自分がその立場になると大変な仕事だなと思うようになりました。
人間は体験しないとわからないものですね。


 しかしワンマン社長が変わらないままだと社員の退職や会社の衰退といったことが起こりがちです。
そこで気づいて自分を変えようとするかごまかして続けるかで社長の力量が試されますよね。
結局社長というのは誰でもできる仕事ではなく、専門的な知識やスキルが要求される仕事なのだと思います。
なのでいままで営業や技術で優秀な人でも初めて社長になる人は新人と同じ気持ちでやらないといけないのだと思います。


しかし社長はたいへんですね。