どの会社でも困った人はいるもので去年関わったプロジェクトでもそんな人がいました。
彼は一応プロジェクトマネージャーだったのですが、何でも自分で決めてしまう人でした。
もちろん正しい判断だったら誰も文句を言わないのですが、自分のわからない分野の仕事に対してもにわか知識で決め付けてくるので困ったものでした。
自分が関わった仕事についてあまりよく知らないようだったので教えてあげようと思ったのですが、何かといちゃもんをつけてくるので教える気もなくなってしまいました。
他のプロジェクトメンバーも彼のやり方に怒って打ち合わせはいつもとげとげしい状態になってしまいました。
こういう人がPMをやっていると当然の帰結としてプロジェクトは混乱します。
メンバー間のコミュニケーションは悪くなってプロジェクトの進行に支障が出るようになりました。
また派遣社員の人も多かったのですが、早々に契約を解除してやめてしまう人も結構いました。
このような状況を見ていてヒューマンスキルは大事だなと思いました。
巷ではPMBOKなどプロジェクト管理手法がもてはやされていますが、ヒューマンスキルの部分はあまり重要視されていないように思います。
しかし、プロジェクトは人で構成されています。
またプロジェクトは一人ではできません。
残念ながらヒューマンスキルは学校で勉強して身につくものではありません。
チームワークで協調して仕事ができない人はいくら能力があってもチャンスをつかめないのではないでしょうか。
「あなたの職場のイヤな奴」という本ではGoogleなどの企業では周りの人たちのモチベーションを下げるような人を会社に入れないようにしているそうです。
優秀な人に来てもらおうと思ったらそこですでに働いている人たちがいい人たちでないときてくれないでしょう。
たまたまきてくれてもいやな奴がいたら仕事のパフォーマンスも下がるでしょうし最悪の場合は退職してしまうかもしれません。
いろんな経営書でも書いていますが、どういう人と一緒に仕事をするかが一番大事なんだなとこのプロジェクトを通じて感じました。
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