お金儲けになるビジネス

最近また新たなビジネスのアイデアを色々と考えていますが、お金儲けにしようとするとなかなか難しいものです。
子供の頃、なんとか酸素という会社名を見て酸素を作ってどんどん外へ出している会社なのかなと思いましたが、それでは会社としてやっていけませんよね。
子供なのでわからなかったのですが、意外に大人になってもお金儲けにならないことをビジネスとしてやっていたりします。


ビジネスを考える場合、2つのアプローチが考えられます。
自分から考えるか、顧客から考えるかです。
自分から考えるとは自分のやりたいことややれることからビジネスを考えるということです。
例えば自分は食べ物屋さんがやりたいとかウェブデザインをやりたいということです。
このアプローチは熱意を持ってやれる仕事をすることになるので自分はハッピーで仕事のクオリティも高くなるでしょう。
しかし、それが金儲けになるのかは別問題です。
お金を出してくれるお客さんがいないとビジネスは成立しません。


顧客から考えるとは顧客が何を求めているかを考えてそれを提供するアプローチです。
例えばダイエットしたい人が多いからダイエット食品を売ろうとか英語を話せるようになりたい人が多いから英語教室をやるなどです。
このアプローチは顧客のニーズから入っているのでビジネスには結びつきやすいのですが、自分のやりたいことではないかもしれません。
また顧客のニーズもあいまいなので需要があると思ってやっても実際には売れなかったということも結構あります。


この2つのアプローチで重なった部分のビジネスをやれば一番いいですよね。
ただ、それだと可能性を狭くしてしまうかもしれません。
人が自分がやりたいと思うものって結構狭い範囲でしか考えられないものですからね。
そんなときは顧客のニーズを無理やり自分のやりたいものに結びつけるというのがいいかもしれません。
例えば、自分はデザインをしたいけど顧客ニーズとしては健康指向だったとします。
その場合、健康グッズのデザインやスポーツウェアのデザインなど自分のやりたいことに結びつけます。
アイデアとは既存のアイデアの組み合わせでしかないと考えると、自分のやりたいことを中心に顧客ニーズを組み合わせるというアプローチは意外に新しいアイデアを生み出すかもしれません。
もちろん、競合他社のことも考えていかに差別化するかということも次には考えなければいけません。


後、時代の流れも考えなければいけませんね。
モノであふれている今の日本で製造業をこれからはじめるのは難しいと思います。
それよりも顧客の利便性を高めるサービスの方がニーズはあるでしょう。
アメリカを見ていてもわかるように先進国では製造業からサービス業へのシフトは例外なく起こっているようです。
ではどのようなサービスが求められているのか、それを考えるのが経営者の仕事ですね。


例えば東京は通勤ラッシュがひどいのでシャトルバスのビジネスがいいかもしれません。
しかしただのシャトルバスではなくネットで席の予約をして必ず座れるようにします。
それとシャトルバスがうまくいかない理由として便数が少ないというのがあります。
自分の乗りたいときにバスがこないと顧客も使わなくなりますよね。
なので同じところを往復するのではなく、予約状況によってコースと時間を変えるといいのではないでしょうか。
そして家の近くまできてピックアップしてくれます。
このあたりのスケジューリングは結構難しいかもしれませんが、自分の乗りたいときに乗れるのは需要があるのではないでしょうか。
またGPSやVICSで所要時間もリアルタイムにわかるようにして社内では無線LAN接続完備で移動中も仕事ができるようにするといいですよね。
それでリーズナブルな価格で提供できれば需要はあるのではと思うんですがどうでしょうか?
これってGoogleが社員に提供しているサービスなんですけどね。
許認可などいろんな問題があるとは思いますが、あれば自分も利用したいと思いますね。


これから景気も悪くなっていきますのでいよいよビジネスが難しい時期になるでしょう。
しかし、そういう時こそアイデアを考えて実行することは重要だと思います。
とにかく楽しみながらやっていきたいですね。