今年学んだこと

今年も残すところあと1日となってしまいました。
今年は私にとっていろんなことがありましたが、色々学ぶことも多い年でした。
ということで今年学んだことをまとめておこうと思います。


・営業は時間をかけて
 今年、営業活動に結構力を入れました。
といっても私はエンジニアなのでそんなに営業経験がなかったのと不況だということもあり仕事になかなかつながりませんでした。
しかし、自分なりにもがいていたら秋くらいにいくつか仕事がいただけるようになりました。
世間話をするだけでも色んな人にあっておくとその時は仕事がなくても後で声をかけてもらえます。
やはり営業はフェースツーフェースの人間関係が大事だなと思いました。
最低、1年くらいは営業活動を続けないと成果に結びつかないということを学びましたね。


・日本のIT業界は変わらなければいけない時期にきた
 とにかく仕事が少なくなりました。
もちろん不況の影響なのですが、それよりもIT業界の構造的な問題が大きいと思います。
IT業界はいつのまにかゼネコン構造になってしまい中小のIT企業は大企業へ人出しするビジネスが大半になってしまいました。
 その結果、エンジニアの技術力低下と会社への帰属意識の低下をもたらしました。
これはつまりモチベーションが低い(したがって労働効率が悪い)単価の高いエンジニアが増えたということです。
 そのため受け入れ側企業は不況をきっかけに派遣社員の契約を終了し、プロパー中心の業務遂行もしくはソフトウェア開発などは単価の安い海外にアウトソースする方向にシフトしてしまいました。
その原因は受け入れ側企業と人出し側企業の利害はいままで一致していたのが、その状況を続けた結果業界自体の品質低下をもたらしたのだと思います。
 これから人出し側企業は労働効率の向上と下請け人だしビジネスからの脱却をしないと生き残れないでしょう。
ただ、金儲けだけの企業はこれからは淘汰されて本当にITビジネスをやる企業のみが生き残るので、IT業界がいい方向に変わるのではないかと私は期待しています。
そうでなければ業界自体なくなるでしょうね。


・人生、好きなことをやったほうがいい
 今年は仕事では厳しい状況が続きましたが、プライベートはとても充実していました。
私がギター参加しているジャズバンドが3回もライブをすることができてとても楽しかったです。
バンド活動を通じていままでにない充実感を味わうことができて、お金にはかえられない体験ができました。
今年のバンド活動で学んだことは仕事だけの人生がいかに味気ないかということです。
まだまだ下手なギターですが、これからもバンド活動は続けていきたいなと思いました。
 また、仕事関連でも好きなことをやったほうがいいと思いました。
今年は仕事が少なかったので、新しい技術を習得する時間を作ることができました。
例えばiPhoneプログラム開発やCSSを使ったウェブデザインなど技術スキルのブラッシュアップができたのがよかったですね。
やはり素晴らしい技術に触れていられるというのはエンジニアにとっての一番の幸せかもしれません。


・ネット上のコラボレーション
 今年はネット上のやりとりではじめて仕事をしました。
ソフトウェア開発の仕事だったのですが、Subversionソースコードをバージョン管理してやりとりはチャットでやりましたが思った以上にスムーズに行うことができました。
これからはネット上でのコラボレーションをもっとやっていきたいなと思っています。


今年は金融危機の影響で年初から厳しい状況でしたが、そういう時期だったから色んなことが学べたのかもしれません。
なので来年はもっとうまくやれそうな自信がついた気がします。
2010年は仕事でもやりがいや充実感が味わえるようになればいいなと思っています。
そう考えると何かわくわくしますね。
来年は私にとっていい年になりそうです。


皆さんにとってもよい年になりますように。