技術は重要ではないのか?

 今日も寒いですね。新幹線のチケットを買いに渋谷に出かけましたが、この寒空のなか人でいっぱいでした。景気が戻ってきているんでしょうかね。

 ITビジネスをやっているとエンジニアの待遇が悪いなと感じることがあります。ERPや会計システムのエンジニアはいいお金をもらっていますが、プログラマーやサーバーエンジニアはそんなにいい待遇ではありません。
 私と同年代の人たちは技術よりも旗ふり的な仕事を好んでやる人が多いような気がします。技術に関する知識に興味がないのもありますが、お金がよくないというのが主な原因でしょう。

 確かに技術しかわからないエンジニアは年を取ったときに企業にとってはお荷物になる可能性があります。付加価値の高い仕事をしようとすれば人をマネージメントする必要が出てきます。いくら有能なエンジニアでも一人でできることは限りがあります。
 例えばプロジェクトマネージャーがいろんな企業で求められていますが、エンジニアの次のステップとしてさらに別なスキルが求められる難しい仕事です。しかしある程度経験を経たエンジニアは多かれ少なかれプロマネ的な役割を行わなければいけなくなることが多くなっていきます。

 どんなビジネスでも資金を調達して業務を行い顧客に売っていくということは必ずやらなければいけません。ITビジネスでは技術は製品やサービスを作るための手段にしかすぎません。しかしそれが利益を生み出す根源であり、最も重要なものの一つだと思います。
 しかし多くの企業ではあまり重要とは考えられていないようです。特に日本のIT企業は営業主導の会社が多く技術的付加価値をつけようとはあまりしないようです。

 資金調達は重要であり、営業ももちろん重要です。しかしITビジネスは技術を売るビジネスです。技術を知らないでITビジネスを行うことはできません。そのことをわかっていない企業が多いのではないでしょうか。

 重要でない仕事なんてないってことだと思います。


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