自分で考える人たちのための職場

 最近仕事でプロジェクトマネージメントっぽいことをすることが多いのですが、スケジュールが立たない作業が最近増えてきているような気がします。
 事前に作業内容が明確にわかっているものであれば作業を細分化して作業ボリュームを見積もることは可能ですが、調査などのボリュームが予測できない作業や設計などの考える作業は見積りがしづらい作業です。
 特に考える仕事はリソース追加で速度を上げられる仕事ではないので単純作業とは違ったマネージメントが必要になります。
考える速さを倍にしろなんていっても無理ですからね。
これは確かピープルウェアという本に書かれていたような気がします。


 また考える作業は行う人のモチベーションによって効率がかなり変わります。
いやいややっているような仕事では自分で考えることはしなくて、言われたことだけやるといったスタンスになりがちです。
こういう状況をどうやって変えていくかというのはマネージメントする人たちが考えなければいけないことなのでしょうね。


 会社というところは仕事が細分化されていく傾向にあるためか言われないと何もしないという人が増えていきます。
しかしこれからの動きの速い時代には自分で考えて行動する人たちが求められます。
そのような人たちにとって働きやすい場所を提供するのはこれからの経営者の大事な仕事ではないでしょうか。

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