GoogleがWikiサービスのJotSpot買収

 
GoogleがJotSpotというWikiサービスを提供している会社を買収しました。

以前JotSpotの社長のインタビューがCNET JAPANに掲載されていて、彼らが提供するサービスを少し使ったことがあります。
当時私は新しいメッセージングシステムの可能性を模索していたのですが、JotSpotはWikiというシステムでメッセージングを行うという新しい発想を持っていました。
 確か彼らのサービスは月額$30くらいで提供していたと思いますが、Googleに買収されることによって無料で提供されるようになるでしょう。
Google AnalysticやWritelyなど有償で提供されていたものが、次々とGoogleによって無料になると他企業は太刀打ちできなくなっていくでしょうね。


 もはやこの手のサービスを行う企業はGoogleに買収されることを目的に設立されていくようになるかもしれません。
それはそれで新しいベンチャービジネスのパターンなのでしょうが、一社に集中することによる危険性をなんとなく感じてしまいます。
 Googleの人たちは優秀だから買収企業も将来性のある企業を育てるというメリットがあるとは思いますが、Googleが判断が絶対であるとは限りません。
今までの歴史を見てもおもちゃだと思われているような製品を作っていたところがイノベーションを行う企業になった例はたくさんあります。
自然界でもそうですが、多様性があるほうがシステム全体としては安定して発展するような気がします。


 一ユーザーとしてはJotSpotが無料で使えるようになるのはとてもうれしいんですけどね。
公開されたら早速登録してみようかな。