プロマネセミナー

今日は会社帰りにプロジェクトマネージメントのセミナーに行ってきました。
このセミナーは私が会員になっている六本木ヒルズの有料ライブラリがやっているセミナーです。
ここではビジネス向けのいろんなセミナーが行われていて会員でなくても手軽に受けられるのでおすすめです。


講師の方は元インテルで半導体工場を立ち上げた方だそうです。
私も半導体工場のシステムをやったことがありますが、色んな工程があって複雑だったという記憶があります。
セミナーの中で講師の方の言葉が印象的でした。


・日本のほとんどの企業はデスマーチプロジェクトを行っている。(大企業も!)
・プロジェクトでJust do it(ナイキの企業理念)はやってはいけない。目的を明確にして緻密に計画をたてる。
・プロジェクトが終わったら打ち上げをするのではなく振り返って反省することが必要。(学習する組織)
・学習しないのでいつまでも同じ事を繰り返している。


これはまさに私がプログラマーとして働いていた頃思っていたことです。
当時のPMにこのセミナーを受けてほしかったですね。
そのころ毎回プロジェクトは火を吹いて長時間労働を強いられる日が続きました。
先輩や同僚もプロジェクトで徹夜の突貫作業になるのは当たり前だと考えていたようです。
私は徹夜や残業が嫌いだったので、なぜこうなるのか自分で考えました。
(会社でその事について考えている人はいませんでしたね。)


プログラムは機能が増えると工数も増えます。
なので機能を単位として見積もる事はできないかと考えました。
その当時ファンクションポイントという考え方を知らなかったのですが、経験からその考え方にたどり着きました。
それで関数ごとにどれだけ工数がかかったか記録していって、工数の統計情報を作り、機能をポイントで換算するようにしました。
そうするとこれはあくまで設計が終了している段階での見積もりでしたが、かなり正確に予測できるようになりました。


今日受けたセミナーでも同じような手法を使っていて、みんな同じように考えるのだなと思いました。
私がプログラマーだったころはMicrosoft Projectもありましたが、単にガントチャートを作成するツールとしてしか使っていませんでした。
当時はソフトウェア開発は家内制手工業のような感じで作っていたので企業のビジネスにはほど遠い感じでした。


セミナーではクリティカルパスやスコープ管理などPMが知るべき知識も教えてくれました。
私は以前情報処理のプロマネ試験を受けた事があるので一通り勉強して大体は知っていたのですが、今日は面白い話が聞けたという感じでよかったです。(プロマネ試験は落ちてしまいましたが。)


このコースは2日コースで来週が最終です。
やはり日々勉強ですね。

ちなみに満席だったのですが、斜め前に座っていた女性がとてもきれいでした。(笑)