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アップルもようやく持ち運びができるノートPCを出しました。
私はこれを待っていたのですが、いざ出てみるとあまりほしいとは思いませんでした。
製品じたいはAppleらしくてすばらしいデザインなのですが、Appleの技術を公開しない姿勢がもう時代おくれではないかと最近感じるようになりました。
もともと私はMacの技術に感動してIT業界に入ったのですが、その当時はプロプラエタリなOSしかない時代で、Appleのやり方も自然なものでした。
しかし、Linuxなどのオープンなソフトウェアが多く使われる現代においてはAppleのやり方は古く感じてしまいます
(Microsoftも右に同じですが。)
現在のMac OS XBSD Unixを元に作られているようですが、AppleはコードだけUnixから借りてきてUnixの精神は捨ててしまっているのでしょうね。


技術革新は企業の競争があるから進むという面があります。
ただ、公開されない独自技術はその企業とととも消滅していきます。
私が最初に買ったApple IIも後継機種が出なくなりましたし、MS-DOSもなくなってしまいました。
しかし、UnixLinuxFreeBSDという形でいまも使うことができます。
私がプログラマーになったばかりのころ覚えたviやemacsもいまだに使うことができます。
そう考えると資本主義のルールだけが絶対ではないと思います。
むしろ長く使われるものはUnixのようにオープンなもののほうが多いのではないでしょうか。
なので今はAppleよりLinuxのほうが好きですね。


今回のMac World ExpoでAppleが発表した製品はすばらしいものが多かったのですが、これらの製品がどれだけの期間存在できるのだろうかとふと思いました。
最近のAppleは私がかつて好きだったころのような会社にもどったのですが、今の時代に昔と同じやり方でビジネスをしているジョブスにどうなのかなと感じました。
まるで子供のころ見ていたTV番組を今見るような懐かしい感じがしました。
自分も年をとったということなのかもしれませんね。


Eモバイル 下り最大7.2Mbps 無線通信サービス 月額固定

無線サービスもついに定額の時代に入ってきましたね。
いままで携帯電話会社は従量課金制度と業界の寡占状態のため大きな利益を上げていました。
しかし、Eモバイルのようなサービスが出てくるとIP電話で通話やインターネット通信が月額固定でできてしまうのでかなりの脅威ではないでしょうか。
このあとWiMAXのサービスもはじまるようなので競争はもっと激しくなりそうです。
これはまさに無線通信サービスのコモディティ化が進んでいるということなのでしょうね。
Eモバイルのサービスによってホットスポットサービスはなくなると思います。
実際に自分もホットスポットを使っていましたが、アクセスポイントを探さなければいけなかったのでかなり不便でした。
しかしもうその必要はなくなるという点ではEモバイルはすばらしいですね。
これこそ技術革新の典型だと思います。
まだ、試していないので近々ぜひ試してみたいですね。