頼りにならない年金

 選挙も近くなってTVでは政治家が討論する番組を多くやっていますが、見るたびにこの人たちは本当のことをいわないかわかっていないかだなと思ってしまいます。

 年金が今問題になっていますが、未納者や社保庁なんかは問題の本質ではありません。今の若い人がお年寄りを支えるというしくみ自体が問題です。これから少子化でお金を払う人は減っていきます。しかし高齢化で多くの人が長生きしてしまうと年金が破綻することは目に見えています。年金という制度は入りと出の収支が均衡していないと成り立たない制度です。人口比率が劇的に変わりつつある現代ではもう機能しなくなっています。
 政治家はそのことを絶対言いません。結局、自分の老後は自分でなんとかしろということだと思います。自分で資産運用するなり年をとっても仕事ができるようなスキルを身につけるなりしなければいけないということです。

 これからの時代は65歳で引退して悠々自適に暮らせる時代ではなくなったということでしょう。厳しい現実ですが、それを直視していかないとこれから生きていくことはできないと思います。
 こんな制度疲労を起こしている年金に多くのお金を取られている人はかわいそうです。それに多くの人が自分で資産形成する準備ができていないことが問題です。これからは金融や経済のことを勉強して自分の資産は自分で守るようにしないとだめだと思います。

 しかし日本はリップサービス政治が横行しています。民主政治の限界がこの辺にあるのかもしれません。本当に厳しい現実を国民に提示して本当に国のために仕事をしてくれる政治家って選挙には勝てないのでしょうね。国がだめになってはじめて気づくのかもしれません。

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